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自分でできるリラックス方法

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自分でできるリラックス方法

「ストレス」とはもともと機械工学で使われていたもので、「金属に力をかけると曲がる」という状態のことを言います。人の心身も外的な刺激を受けると曲がっていき、あまり曲がりすぎると戻れずに、最後には折れてしまうこともあります。今では、その状態だけではなく、曲がる原因である外からの力(ストレッサー)のことも含めてストレスと呼ぶのが一般的のようです。精神的なもの・身体的なものなど、外から受ける刺激はすべてストレスであり、私たちはそれらに対処するために、いろいろな防衛機制を意識的・無意識に行い、自分を守っています。

対応しきれない場合はそれにプラスし、ストレス自体を軽減することと、ストレスに対する耐性(感じ方や考え方、体力的なもの)の両面から、意識的・積極的に対処(ストレスコントロール)していく必要があります。ストレスを不快に感じるのではなく、心地よい刺激と感じられるに越したことはありませんが、なかなか難しいですね。

ここで自分でできるリラックス法として、ちょっとしたコツがいるものから、普段皆さんが遊びとして行っているものまで、特に順番を考えずに並べていきます。詳しく知りたい場合は、本やインターネットで調べてみてください。これでストレスを自分でうまく解消できるなら、カウンセリングや医療を受ける必要はないのです。「カウンセラーはいらない」と言えるに越したことはない、というのが私の考えです。そして心の病や心理療法に関する知識も必要ありません。自分の気持ちがうまくコントロールでき、毎日を楽しく生きられるのならば、病を持った人に接するときも、人を尊重する心だけで十分だと思います。下記には書いておりませんが、認知行動療法を調べてみても面白いと思いますよ。

参考文献

●心理相談専門研修テキスト2002(中央労働災害防止協会)
●うつと不安の認知療法練習帳(創元社)
●当相談室の掲示板やメール(皆さんに感謝いたします)

自律訓練法

いすに座るか横になります。楽な姿勢をとって体の力が抜けると、手足が重くなってきます。力が抜けると血行が良くなり、手足が暖かく、心臓の鼓動が規則正しく打ち、息が楽になる…これらを意識することにより、心身がリラックスできるようになる訓練法です。

筋弛緩法

漸進的・部分的・積極的というものがありますが、とにかく各部分の筋肉に力を入れてから力を抜くと、比較的に体が楽になっていくことが感じられやすいはず。難しいことは抜きにして、リラックスしたいときに使ってみてください。息を吸いながら力を入れていき、ある程度でそれを止めて吐きながら力を抜くのがコツです。

呼吸方法

緊張している時は呼吸が浅くなりがちです。ゆっくり4つ数えながら呼吸をします。それを4分ほど繰り返してみましょう。もちろん腹式呼吸、おなかを意識して。

イメージ法

海にぷかぷか浮いている、草原に寝転んで爽やかな風に吹かれる。心地よい音(音楽)、自分の好きな香り・味。自分のリラックスできる場面を思い描く方法。

タイムをとる

不安や怒りがこみ上げる…そんなとき、とっさに自分でタイムをとってみましょう。スポーツの試合で冷静になれなくなったときに、嫌な流れを止めるためによく使われる方法です。普段の生活でも、30秒でも、数日でも嫌な流れを変えるために、一回棚に上げることも必要です。

ノートに書き出す

認知療法というものがありますが、そんなに難しいことを考えなくても大丈夫ですので、いろいろ問題を抱えていると思ったらぜひやってみてください。日記でも、個条書きでもいいのです。気持ちや問題を整理することができます。何があったのか、どう感じるか、どういう対処法が自分にはできるのか…

カラオケ

下火になってきたと思ったら、まだまだ。音楽療法?そんなことより、とにかく楽しく大きな声を出してすっきり。あまり高い声で歌いすぎるとポリープが…私は車の中で一人、声がかれるまで大声出してます。

ドライブ

これも定番です。サイクリングや散歩も気持ちいいです。

おわりに

他にも方法はたくさんあります。アロマ・音楽を聴く・とにかく寝る・運動・食事・買い物・温泉・マッサージ・動植物を飼う・鏡を見てちょっと笑ってみる…うまく解消するための楽しみとしてやってみるといいですね。当相談所の掲示板やメールなども参考にさせていただきました。感謝いたします。

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